エンジニアへのキャリアチェンジでフリーランスがやっておくべき下準備

クレカやローンの審査

フリーランスになるための下準備では、審査が必要なものの備えは欠かせません。たとえばクレカやローンの審査などは、安定した収入がないと判断されたら通らなくなるものです。安定した収入とは、経歴を重ねた会社員のように、毎月ほぼ同額程度の収入を継続的に得られる状態であることをいいます。 エンジニアがキャリアチェンジしてフリーランスになる場合、自由度が高くなる一方でこの安定した収入がなくなります。頑張り次第でどれだけでも稼ぐことは可能ですが、クライアントの都合や自身の体調不良などさまざまな理由から、一時的もしくは永続的に収入が途絶える可能性もあるのです。特にフリーランスにキャリアチェンジして間もない頃は収入面が安定せず、クレカやローンの審査通過は厳しくなるでしょう。そのため、フリーランスになる前に審査をして備えておく必要があります。

十分なスキルアップ

エンジニアがフリーランスになると、何もかもを自分の手で行う必要が出てきます。働き方そのものの自由度が上がるとはいえ、案件を獲得することから納品までの一連の仕事のほかに、経理面や税金関係の仕事も加わります。こちらも独立後は特に多忙になることが予想されるため、スキルアップに費やす時間をうまく取れない可能性があります。スキルアップの時間や費用は個人で捻出しなければならず、これをフリーランスのデメリットと捉える人もいます。 スキルアップのための時間や費用を考えると、フリーランスにキャリアチェンジする前に取り組んでいた方が賢明といえます。エンジニアは常に最新技術に追いついておく必要があり、会社側で研修や勉強会を開催している企業も多いです。資格取得の支援を行っているところも多く、先輩エンジニアから直に指導を受けられるのも会社員特有の恵まれた環境です。効率的にスキルアップを図るなら、フリーランスになる前に取り組むことが大切です。十分にスキルアップを図ってからフリーランスにキャリアチェンジすると、強みを持つ分野において高額収入も可能になります。

人脈作り

人脈は、フリーランスになる前に必ず広げておきたい下準備のひとつです。フリーランスの仕事は自ら獲得する必要があり、クライアントとの付き合いを自ら開拓・維持していかなければなりません。会社で働いているエンジニアは個人的にクライアントを探すことはなくても、フリーランスになるとその段階から自分の裁量にかかってきます。 フリーランスの案件獲得は、フリーランス向けの案件紹介を行っているサイトなどに登録して仕事を受注する方法もあります。その方法で事足りることもあるかもしれませんが、フリーランスはできるだけ多くのクライアントを抱えておく方が収入面でも安心です。人脈を広く持つことによって、仕事に有益な情報やトレンドが舞い込みやすくなります。また、それだけでなく直接新たな仕事につながるチャンスも増えます。 この人脈作りも、フリーランスにキャリアチェンジする前の下準備段階で基盤を固めておくと安心です。案件獲得を視野に入れた人脈作りによって、フリーランスとしてスムーズに軌道に乗れるようになります。