急成長をとげるIT業界へは、次々に異業種からキャリアチェンジをする転職者が増えているのをご存知でしょうか。エンジニアという職種は専門性が高く、最初に学ぶべきことは多々あるものの、その分、将来性や高収入そしてやりがいなど、多くの魅力がある職業として人気があります。エンジニアへのキャリアチェンジを考えている人に向けて、エンジニアの仕事内容、キャリアチェンジのベストタイミングなど、基本事項から紹介します。
エンジニアの仕事と言えば、近年社会のIT化が目覚ましく進むにつれて、いよいよ活躍の場が広がっています。その分専門化細分化する傾向にあり、求められるスキルや知識も異なりますが、全般的に人材不足が深刻化しています。その中でもコンピュータに指令を与えて思う通りに動作させるためのプログラムを書くプログラマや、通信やインターネットを利用できる環境の整備や保守を担当するネットワークエンジニアであれば、未経験からでも採用される見込みもあります。 エンジニアの仕事とは?の詳細を見る
転職の中でも、他業種に鞍替えするキャリアチェンジを実現させるためには、周到な準備が必要です。まず自分の今の仕事の好き嫌いを考えて、興味や好奇心の対象、自分の長所と短所などを分析して、そこから理想の仕事を探り出します。求人サイトや友人知人を通じて情報を集め、どんな選択肢があるのかを調べます。そして最低限必要となる知識やスキルをこれから習得するための時間を見積もって、スケジュールを立てることも大切です。 キャリアチェンジの基本!の詳細を見る
就職してもわずか3年以内に離職してしまう若者が増えている中、20代も後半になれば、社会人としての基礎は身に付いており、将来設計を具体的に思い描くことができる時期です。目の前の業務に追われていても、一度しっかりと自らのキャリアについて考えておくべきです。キャリアチェンジを図るのであれば、20代のうちが良いでしょう。もっとも他業種への挑戦であるため、通常の転職以上に深い自己分析を欠かすことはできません。 20代後半がベスト!の詳細を見る
キャリアチェンジを考えるのであれば、そのリスクを理解することが大切です。そもそも転職には経済的にも時間的にもコストが掛かり、実際のところ収入が下がるかもしれません。また人間関係を新たに構築しなければならず、環境が変わったことによって、ストレスに晒されるかもしれません。そして年齢的にも20代後半を超えれば難しくなるでしょう。その一方で、現状に留まることが必ずしも良いわけではなく、このリスクは同時にチャンスとも言えるのです。 キャリアチェンジのリスクの詳細を見る
異業種へのキャリアチェンジは、通常の転職以上に慎重に考えなければなりません。まずは今の仕事で不満な点を、転職以外の方法で解決できないか考えましょう。どうしてもキャリアチェンジするのであれば、リスクを理解しておく必要があります。それはすなわち金銭的・時間的にコストが掛かる上に、転職後に収入が下がるリスクや、能力が未知数であるリスク、そして人間関係を新たに築き直すリスクや新たなストレスに晒されるリスクの他に、年齢的なリスクもあります。
いくらエンジニアが人材不足とはいえ、稼げるフリーランスには特徴があります。フリーランスは良くも悪くも自分次第であり、客観的に自己分析できなくては、クライアントとの良好な信頼関係を築くことは難しいのです。そして自分の市場価値を考えて、売り込み方を知っており、環境の変化を先取りするなど市場価値を高める努力を怠りません。危機感も強く、エンジニアであっても一つのプログラミング言語に満足せず、複数習得して守備範囲を広げる備えをしています。
せっかく苦労して就職したというのに、若者が早々に会社を辞めてしまうという嘆きがあちこちで聞かれます。しかしその中でも「石の上にも3年」で、20代後半にもなれば、社会人としての基礎は身に付き、これからのキャリアを腰を据えて考える時期でしょう。仮に同業種ではなく、他業種への挑戦というキャリアチェンジを考えるのであれば、この20代後半までがチャンスです。というのもその先になると結婚や子育てや親の介護など、様々な環境の変化もあり、また体力的にも年齢的にも難しくなるからです。